あれから半月近くのすれ違い。岩城さんは夜中から明け方の勤務、香藤君は昼前から夜半…
なので全く逢える時間が作れなかったのです。やっと電話で捕まえても、香藤君の歯切れは
悪い。それには理由があったのですが、話してはくれなくて。
(こんなに俺の中に踏み込んで…棲み付いて…なのに急に放ったらかしなのか、おまえは)
不安と焦りと不満に襲われた岩城さんは…
本屋の帰り、ばったり出遭った香藤君を見るなり、噛み付くようなくちづけが。
「い・・・わ・・・・」
(かとうかとうッ)
「少しくらい時間あるだろ」
本屋の後に立ち寄った花屋で購入したバラをプレゼントする岩城さん。
「ごめん、岩城さん。これから仕事で人と逢うんだ…だからほんとにちょっとだけだけど」
「いいんだ。ほんの５分でもいいから…一緒にいて欲しい」
「/////////// …ありがと、うれしい」
ほんとにちょっとだけでした。でも精神的に落ち着きました。
(あいつの顔を見て、触れただけでこんなにもほっとした…避けられていた訳じゃなかった)
食事がようやく喉を通ります。
帰宅した岩城さん、安堵の反動ですぐに眠くなり…ＰＲＩＮＣＥがじゃれても
遊んでやれません。
(こんなにも俺は…香藤を受け入れてしまっているんだな)
そしてまた半月ほど経ち。
まともなデートは一ヶ月振りでしょうか。香藤君、両手を広げて子供のように喜んでます。
(ああ…いわきさんだ)
今回は岩城さんのエスコートです。もうなんだかとっても幸せそう。満面の笑みが見えるようです。
「俺の勤務時間が変わったせいで、本当に生活サイクルが逆転してしまったな」
「しかたないよ、仕事だもの」
「この俺が…いっそ転属願いでも出そうか…なんて、そんなことまで過ぎったんだ」
可笑しいよな、と小さく笑いながら、香藤君のこめかみに自分のそれを埋めてきました。
黙ってされるままにしている香藤君。岩城さんの言葉を信じられない思いで、でも逃さず
かき抱くように受け止めています。
実は香藤君、たまたまネットで見つけた同じ警備員の仕事に転職したばかりで、慣れるのに
一ヶ月、早く岩城さんに追いつきたくて頑張っていたのでした。
帰り道、香藤君はこの一ヶ月の沈黙の理由を話します。
「実はね・・・・・・」
珈琲を飲みながら、仕事のアドバイスを受ける香藤君。
岩城さんは突然の報告にびっくり。水面下でそんな事をしていたなんて…と
ちょっと信じられない様子。
ダウンタウンを出て家に戻ると、香藤君がチョコレートケーキを持参して尋ねてくれました。
「ね、まだいいでしょ…もう少し一緒にいさせて？」
「ああ。俺も物足りなかったんだ…」
「もうッ岩城さん…」
またまた食事してますｗｗｗ
それからさらに一ヶ月経ったある週末、ようやく落ち着いた香藤君は一日完全にお休みをもらいました。
この一ヶ月は、ろくに電話も出来なかったせいで今までで一番辛かったみたいです。
シートに座るなり密着。
偶然の再会以来でしょう。
気持ちが高ぶった二人には、ここが何処か…等どうでもいい事のようです。
「岩城さん…もう今日は離れたくない…俺…」
「…俺もなんだ香藤…」
「ね。大事な話があるんだ…食事が終わったら俺の家にいこ？」
「ああ」
タクシーから降りるなりディープ。
「好きだよ岩城さん…」
「かとう…かとう…」
部屋に入ると、香藤君が背筋を正して言いました。（これはゲームが自動で撮った記念写真）
「もう…逢えない事に絶えられないんだ。岩城さん、ずっと傍に居たい…一緒に暮らそう」
「………」
(岩城さん、お願い。うんって言って…)
「か…香藤」
「うん？」
「俺も…同じ気持ちだ…その…一緒に…」
「香藤……好きだ、もう離れたくない…」
「ッ！！岩城さん」
ああ…グッときた ////////
この日、香藤洋二と岩城京介は、晴れて一緒に暮らす事になったのでした。
きちんとお互いの気持ちを伝えたのもこの日。まあいままで散々、香藤君は言ってましたが
岩城さんからはこれが初めてですね。
ｓｉｍ岩城さんは、ここから物凄く変貌してきますので、ぜひご覧くださいますようｗ
よろしくお願い申し上げますｗｗ
おまけ☆画像
ここで初めて気付いたのですッ ,､'`,､('∀`) ,､'`,､ 今まで壁紙を貼ってなかったという事に・・・・ｗｗ
なので遅ればせながら…って今更感凄いのですが、いちおう貼ってみましたｗｗｗｗｗｗ
これなんか、管理人が興奮しすぎて訳わかんなくなってて、後で見たら床の中途半端なことｗｗ
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